【HSE-40-12】鉛蓄電池の充放電の仕組みと形式について
HSE-40-12などの産業用蓄電池をお求めの方は、ぜひバッテリーショップでお買い求めください。産業用の蓄電池は、一般的な家庭用の蓄電池とは異なるものです。そのため、この記事では蓄電池に関する知識の一つとして、鉛蓄電池の充放電の仕組みや形式について解説します。
鉛蓄電池の充放電はどんな仕組み?
身近な電池というと乾電池を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?その乾電池を見てもわかるように、電池にはプラスとマイナスがあります。これは鉛蓄電池も同様です。
鉛蓄電池は、陰極板と陽極板の2つの金属と電解液の化学反応によって充放電を行っています。陰極側には電解液に溶けやすい・イオン化しやすい鉛、陽極側には電解液に溶けにくい・イオン化しにくい二酸化鉛(酸素+鉛)、電解液には希硫酸(硫酸+水素)が使われています。
放電の仕組み
陰極板を希硫酸につけるとイオン化して電子を放出します。それが電線を伝って陽極側に流れていき、反応が起こることで電気が発生するのです。
充電の仕組み
乾電池の場合は、イオン化しやすい陰極側の金属が溶けて反応できなくなることで寿命を迎えますが、鉛蓄電池は充電することで繰り返し使用することができます。充電の場合は、放電と反対に電流を流します。電子が陽極側から陰極側に移動するという放電と反対の反応をすることで、放電前の状態に戻るのです。
注意点として、鉛蓄電池は充電を行うことで、電解液の中で起きる反応によって酸素ガス・水素ガスが発生し、電解液の量が減ってしまいます。製品にもよりますが、規定の量よりも少ない場合は精製水の補給が必要です。
据置鉛蓄電池の形式
据置鉛蓄電池は、非常用発電機始動用・非常照明用・消防設備用といった目的で設置されているものです。構造と極板構造によって形式が分類されており、商品に表記されているアルファベットで判断することができます。例えば「HSE」であれば、構造は「制御弁式」、極板構造は「ペースト式」の据置鉛蓄電池であることを示しています。また、同じ制御弁式でペースト式でも、寿命が異なる「MSE」というシリーズもあります。
そのほか、構造が「ベント形」の蓄電池には「CS」「PS」「HS」といった形式があり、これに触媒栓がついたタイプだと「HS-40-6E」などのように末尾に「E」がつきます。
そして、据置鉛蓄電池は「HSE」や「MSE」といった形式の後ろに数字が記載されています。これは容量や電圧を表していて、「HSE-40-12」であれば、HSE形式で容量は40Ah(10時間率)、電圧は12Vの蓄電池ということになります。
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据置鉛蓄電池は、基本的に非常用発電機始動用などとして、施設の建設時から設置されているものです。そのため交換する際は今までと同じ形式のものを選べばいいだけなので、特別な選び方などはありません。しかし、蓄電池を取り扱うのであれば、知識の一つとして仕組みや形式についても知っておきましょう。
HSE-40-12などの蓄電池なら、バッテリーショップでお買い求めください。バッテリーショップでは、GSユアサ・古河電池・昭和電工マテリアルズの製品を取り扱っております。価格のお見積りも可能なので、まずはお問い合わせください。
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