【REH40-12】蓄電池はリース・購入どちらがおすすめ？定期点検とセルフチェック方法について

リース

メリット

リースの最大のメリットは、やはり費用を抑えることができるという点です。蓄電池を取り替え・交換しようと思うと、多額の費用がかかります。蓄電池の購入費はもちろん、工事費なども含むと、100万円以上かかることもあるのです。

しかしリースであれば、これらの費用を月額で払っていくことになるため、支払いの負担は少なくなります。メンテナンス費や廃棄の費用も支払う必要がなく、費用を抑えて蓄電池を取り替え・交換したいという方におすすめです。

デメリット

リースのデメリットとして、中途解約ができないという点があります。契約を途中で解約すると業者が定めた違約金を支払わなければならず、場合によってはリース代の残金や機器の撤去費用を請求されるケースもあります。

購入

メリット

蓄電池購入のメリットは、各メーカーから販売されている蓄電池の中から、希望にあった機器を自由に選ぶことができるという点です。購入の際は費用が気になるかと思いますが、長期間継続して利用する場合はリースよりも支払い総額が安くなります。

デメリット

リースよりもトータルコストが安いとは言っても、やはり取り替え・交換時には多額の費用がかかります。また、メンテナンス費や修理費なども必要です。

定期点検の目安

メーター類の指示値、目視による外観点検などは2週間または1か月ごと、測定やデータを得て蓄電池の状態を調べる点検などは6か月ごと及び1年ごと、運転停止を伴う動作試験や総合点検は1年ごとに行うことをおすすめいたします。

セルフチェック方法

以下のような異常がないか、日頃からセルフチェックするようおすすめいたします。

• 電解液の比重が規定比重値±0.01の保守管理範囲を逸脱している
• 全セルまたは特定のセルの温度が高くなっている
• （ベント式の場合）電解液量の減りが異常に早い
• 蓄電池の表面や端子接続部分に汚れや析出物が溜まっている
• 電槽に亀裂がある
• （ベント式の場合）電解液の中に汚れのようなものが浮いている
• キュービクルに取り付けてある電子表示盤に、「交換推奨」の警告が出ている
• 動充電電圧にばらつきが発生し始めている
• キュービクル、架台、接続部にサビが発生している

など

これらの異常がとくに見られなくても、キュービクルの扉内側に張り付けてある記録ラベルに記載されている次回交換時期をチェックし、交換時期間近であれば交換を検討しましょう。