【MSE-100-6】使用済み蓄電池のリサイクル・広域認定制度や認定業者について

廃棄物処理法には、産業廃棄物の正しい処理に関する定めがあります。廃棄物処理法にもとづき、適切な処理を行うことは、環境や生活を守ることにつながります。この記事では、MSE-100-6といった産業用蓄電池を取り扱っているバッテリーショップが、使用済み蓄電池のリサイクル、広域認定制度や認定業者について解説します。

環境省が平成17年に発出した「使用済み鉛蓄電池の適正処理について」という通知には、蓄電池の正しいリサイクル・処理方法について記載されています。

この通知によると、使用済み蓄電池に含まれる電解液は特別管理産業廃棄物に該当しています。これは普通のゴミと同じように処分できないため、適切な処理を行う必要があります。

また、多くの産業用蓄電池に使われている鉛・カドミウム・プラスチックなどは、新しい蓄電池の原材料として再利用できるため、そのためにも、適切に処分しなければならないのです。

使用済み蓄電池を廃棄物処理法の定めのとおりに処分するためには、収集運搬業者や処分する業者との契約が必要になります。また、マニフェストによる受け渡しや管理、取り交わした書類の保管なども必要です。国内で蓄電池を製造するメーカーは、正しいリサイクル・処分を行うために、広域認定の取得などにも取り組んでいます。

廃棄物処理法には、製造事業者を対象にした広域認定制度と呼ばれる特例が定められています。産業廃棄物処理を行う場合、本来であれば地方公共団体ごとに取得する許可が必要です。しかし、広域認定制度では、この許可を不要とすることができます。広域認定制度の範囲内に該当する廃棄物は、以下のように定められています。

• 一般的な運搬をしたときに腐敗または揮発するなどその性質が変化し、生活環境の保全に支障が生じるおそれがない
• 製品が廃棄物であり、廃棄物の処理を事業者または他人への委託の形で行うことにより、廃棄物の適正な処理が確保される

処理する廃棄物がこの2つの条件を満たしていれば、事業者は広域認定制度の手続きに移ることができます。広域認定制度の特例が適用されることによって、廃棄物の広域回収やリサイクルをより効率的に進めることができるようになりました。

広域認定制度は、産業用蓄電池のメーカーでも取得している業者が存在します。購入した産業用蓄電池を廃棄物として処理したいときには、認定業者に依頼することも可能です。

現在認定されている業者は、以下のとおりです。

• 古河電池株式会社
• 株式会社GSユアサ
• 昭和電工マテリアルズ株式会社、エナジーシステムサービスジャパン株式会社
• 株式会社 GSユアサ エナジー

また、産業用蓄電池を処分したい場合は、購入した店舗に回収を依頼する方法もあります。バッテリーショップでは、不要になった古い蓄電池の回収にも対応しております。指定の住所までお送りいただければ適切に処分いたしますので、ぜひお問い合わせください。

産業用蓄電池を購入するときには、廃棄の方法についても必ず確認しておきたいものです。広域認定を受けた業者に依頼したり、購入した販売店に回収してもらったりして、正しい処分・リサイクルを行うことが大切です。

また、正しい処分・リサイクルを行うためには、信頼できる業者から購入することも大切なポイントです。

交換のために産業用蓄電池を購入したいというときは、ぜひバッテリーショップへお問い合わせください。バッテリーショップでは、MSE-100-6やHS-120-6Eなど、様々な産業用蓄電池を販売しております。

MSE-100-6は、現在3つのメーカーの製品を取り扱っておりますので、ぜひチェックしてみてください。